2008-01-01から1年間の記事一覧

久しぶり

ずいぶんと間があいてしまった。自分がブログをやっているということを忘れてしまいそうなほどである。再開ということで。 どのような人が読んでくださっているのかは知らないので、仕方がないのでほとんど自分のためだけに書いている状態だとは思う。つまら…

続き

なぜ上のような性格の悪い文を書いたのだろう。 すなわち、ムーゼルマンのような「人間の終極」を前にしたとき、倫理は、停止してしまうのだ、と。なぜか。ムーゼルマンを前にして、なお倫理的な威厳を保ち、通常の倫理の諸ルールを守って、上品に振る舞う人…

読了

不可能性の時代 (岩波新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (169件) を見るいままで読んだ大澤真幸の本の中では、最も明快で読みやすかった。特に第5章と第6章の…

続き

実際かなりひどかったみたいですね。日本のメディアもアメリカ並です。 http://freetibet.ti-da.net/e2117062.html

聖火雑感

昨日の聖火に関する感想を少し。中国のナショナリズムについて分析することは自分にはできないので、印象に残った言葉を。ああいうところに参加する「有名人」のくだらない言葉に目くじらを立てても仕方ないことかもしれないけれど、それでも。彼らは有名で…

コメントに応えて

いつも応じるのに難しいコメントを下さる。感謝。自分の振る舞いを改めて反省することになるし、どのような状態に陥ってはならないのかということを自覚する契機にもなる。前回のエントリーの中には、こういうことは書くべきではないよな、と思える部分もい…

知識人

「知識人とは亡命者にして周辺的存在であり、またアマチュアであり、さらには権力に対して真実を語ろうとする言葉の使い手である。」 サイードの『知識人とは何か』を数年ぶりに読み返した。知識人とは何か (平凡社ライブラリー)作者: エドワード・W.サイー…

漢字練習中

本日は漢字の訓練。漢検二級のテキストを使用。もう少しできると思っていたんだけど。だいたい二割くらいはまちがえる。ああ、かつて大学受験のときは間違えることは本当に珍しかったというのに。書けませんねえ。驚く。書かないと忘れるということは子供の…

同居人は酔い潰れる

で、その後同居人を中心とした飲み会が開かれる。あまりよく知らない人ばかりだったので、とにかく飲みまくってから会話に参加する。二次会も入れると、ビールをジョッキに6杯、焼酎をロックで二杯、ワインをグラスに10杯ほど。そりゃあまあ酔いました。五…

ネグリ講演会 於東京大学安田講堂

東京大学で開催されたネグリ講演会(ネグリ不在)に行ってきた。ほぼ満員。姜尚中と上野千鶴子の喋りが非常にうまい。タイプはだいぶちがうけど。大して中身のない決起集会みたいなものになるのかなあと思っていたけれど、ネグリ自身が用意していた原稿の日本…

山があって谷があればそこには水がある

題名には特に意味はない。会話の中で同居人が発した言葉である。詩的な表現だなあと思った。たまにポエムを発したくなるらしい。ああ、そういえば小学生の頃、地理の時間に習ったような…という関係のないことを思い出した。水があるから谷ができるという場合…

花を見る

昨日と今日の両日、昼にも夜にも近所の大きな公園へと桜を見に出かけた。昨年まで住んでいたアパートの前の小さな児童公園には一本の巨木がそびえていて、その下で一人ビールを飲むということを毎年やっていた。桜の花はそれほど好きなわけではない(似たよう…

大事なところで言葉を失う

さて、その席で某哲学者を研究している大学院生を紹介された。名前だけはどこかで聞いたことがあるような…。彼と会話をしていて、当然のことながら「どんな研究されているのですか」と聞かれる。当たり前ですね。自己紹介は研究内容によって果たされるのがこ…

結婚おめでとう

先日、研究室の先輩の結婚披露パーティに出席した。年齢のせいか、周囲で結婚する人が増えている。しかし定食もないのによくもまあ、という気がしないでもない。ちなみに私には無理。責任とれないし。なんやかんやで経済的な基盤を求められますし。フェミニ…

話は脱線して憎悪の方向へ

今年度は二ヶ月に一度というハイペースで締め切りやら発表やらがあって、新しいものに取り組む度に頭の回路を総取替えをしていた。おかげさまでずいぶんと勉強になったし、周到な準備をするというのがどのようなことであるのかということも身をもって理解す…

潜水服は蝶の夢を見る

ビックカメラの上に映画館があるとはまったく知らなかった。おまけにチケットの売り場がどこにあるのかわからず、職員用の通路みたいなところに迷い込む。何度かカウンターの前を素通りしていたらしい。係りの人もおそらく気づいていたはず。声くらいはかけ…

日常的

新しい日常が始まった。同居人が一般企業で働き始めたのである。数ヶ月ほど前までは予想もしていなかった。朝八時少し前に家を出て、神田と大手町の間にある会社に通う。同居人は、会社の所在地はあくまでも大手町であると主張する。そうかい。夜は七時過ぎ…

補遺

二日目に泊まった宿の貸切風呂は室内に二つ、並んでいた。その二つは壁の上方が切れていてそこで繋がっているという、昔の銭湯と同様の構造にあった。あまり広くもきれいでもないのだけど、せっかくだからすべての風呂に入っておこうという貧乏人根性でそこ…

温泉旅行

先月29日の発表は予想を遥かに上回る好評のうちに終わった。政治論争にならないように周到な言い回しを選択したおかげかもしれない。年配の方々からはよくわからないコメントをもらったが。世代的な経験によって理解のバイアスのかかり方はずいぶん異なるの…

原稿完成

明後日の発表用原稿が完成。「テロリズム」について。いささか怪しい用語を連発してしまった。「帝国イデオロギー」とか。内容は至ってまともなつもりだけど、選んだ単語によって拒否反応を示されてしまうかもしれない。政治臭が脱色された世界で育って哲学…

買った

の位相" title="ヨーロッパ思想史におけるの位相">ヨーロッパ思想史におけるの位相作者: 半澤孝麿出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/10/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る指導教授に読んだほうがよいとのアドヴァイスをいただいて。…

フライパン

昨日、新しくフライパンをおろした。鉄製で、表面にでこぼこがついたやつである。約4000円という超高級品。心して使うことを天に誓ってから生協で注文したので、きちんと下準備をする。一度洗剤で洗ってから煙が出るほどに熱し、その後に油を全体になじませ…

来る日も来る日も、考えるべきは金と職である。大学院に入って以来のことだが、ここのところはその重みと頻度が違う。年齢と環境ですね。さてどうしたものかと言ってもどしようもない。困ったものだ。 その昔ホリエモンが「金があれば何でも買える」と言った…

街がない

風邪をひいているというのに眠れない。来週には発表も控えているというのに。こんなタイミングで体調を崩すのは久しぶりだ。 寝床の中でぐちゃぐちゃと考え事をしていた。支離滅裂である。そのうちの一つ、引っ越しについて書いておくことにしたい。 引っ越…

新しい眼鏡

昨日から新しい眼鏡を使い始めた。これまで使っていたのは、踏んづけてフレームが壊れてしまったため、レンズをそのままでフレームを交換したものだった。この話題、どこかですでに書いたような気がするけれど。金色のフレームのやつです。 これまでのもので…

硬直

テロリズムの原稿を書き始めた。いささか不調。結局のところいつものように、イデオロギー論の地平に位置づけるという作業になってしまった。いや、どう考えても現代において暴力の行使はイデオロギーと切り離すことができないのは確かなのだけど、またこの…

クリームシチュー

失敗。ものすごく変な料理ができあがった。「和風クリームシチューの煮物仕立て」というかんじ。いつもはルーを使って作るのだけど、今日は缶詰のホワイトソースで作ってみた。しかし何か味が変。そもそも、「ワインを30ミリリットル」と書いてあるところ、…

冗談にならねえんだよ

何かを自嘲気味に語ったとき、それが自嘲として語ったことが伝わらないことがしばしばある。自嘲という語り方は、語られている内容もさることながら、その語り方それ自体が伝わらなければ、コミュニケーションとしては失敗である。むしろ、内容よりも語り方…

更新

カウンターをつけてみた。

がーん

自分のもっているスーツがどんなだったかなと押入れを開けてびっくり。カ、カビが。クリーニングの袋に入れたままになっていたスーツの前側一面に青いカビがびっしりと。それも二着。他の服と合わせて計三着にカビが。がーん。スーツ必要だったのに。今日は…