同居人は酔い潰れる

で、その後同居人を中心とした飲み会が開かれる。あまりよく知らない人ばかりだったので、とにかく飲みまくってから会話に参加する。二次会も入れると、ビールをジョッキに6杯、焼酎をロックで二杯、ワインをグラスに10杯ほど。そりゃあまあ酔いました。五年ぶりくらいに話す人に対して無礼な口を叩いたり、でかい声で密談をしたり。
一次会で帰ろうと思っていたら、同居人が他の人と腕を組んで逆方向に進んでいる。仕方なくそれに付き従って二次会へ。疲れているから帰りたいんだけど。そこであろうことか俺様の眼前にてあんなことを…。しかし私とてべろべろに酔っているので非常に楽しい気分である。フジ○トさんに向かってタ○ハ○がいかに優れた人間であるかをなぜか力説する。ついでに左隣にいる後輩(年齢は上)のフトモモを拳でばしばしと殴り続ける。酔っているらしくあまり痛みを感じないようなのでさらに力を込めて殴り続ける。アザになっていると思われる。しかし私は満面の笑み。久しぶりにヴァイオレンスな気分を発散させて快感を覚える。
醜態一歩手前で同居人は酔い潰れて眠りに落ちる。30分後に起こして一度トイレに行かせ、立つこともできなくなっていることがわかり撤退することに。終電ははるか昔に終わっている。出口までがんばって抱えていく。足をまったく動かしやがらないので壁やら階段やらでぼこぼことぶつかる。これまたアザになるはず。まあ、致し方ない。君は酔っているのである。タクシーに文字通り投げ込み、何とか帰路につく。自宅まで7000円なり。
翌日は揃って二日酔い。私は目を覚ますたびに「けしからん!けしからん!」「この馬鹿者め!この馬鹿者め!」とお説教する。中身はない。まあ、どんな種類の酔っ払いになるのかということは知っていたので、それだけはきちんと説明しておく。まったくもってけしからん。門限を作るお父さんの気持ちがよくわかったぜ。
そんなこんなで週末が終わっていった。