どすこい

大相撲初場所が終了した。朝青龍の優勝。本当に危ない相撲ばかりで場所を大いに沸かせてくれた。本割で負け、決定戦で勝ちというのが直前の私の予想が当たった。あんまり強くはないけれど、無理矢理にでも勝ってしまうという…。持ち味がよく出ていた。
今場所は二度も国技館に足を運ぶことができた。一度はきちんと席をとって(もらって)、桝席にて。7日目の土曜日で、国技館の異様な雰囲気に圧倒されてしまった。狭い空間が人の頭、頭、頭で、見ていると気分が悪くなるほど。しかし圧巻だったのは、先輩の奥方。巨大な「かーいほ〜う!」の声で他の観客のみならず相手力士をも圧倒し、挙句の果てには、少なくとも正面に座っている人々のほぼ全員からの拍手が。力士以外で拍手をもらう人が存在するという事実に驚愕した。この世界には私の知らない数多くの事柄が隠されている…。
次は12日目に。「どすこいペアチケット」なるものに同居人が当選して、仕事がある同居人の代わりに一人で見に行ってきた。二階だったことと平日だったこと、琴光喜が休場で白鵬が不戦勝になったこと、客の入りがいまひとつだったこともあって、盛り上がりに欠けた。もしかしたらこれが普通なのかもしれない。逆に言えば、今場所の満員の国技館は、そうめったにあるような雰囲気ではなかったということなのだろう。他のスポーツや格闘技では、たぶんありえないものだったように思う。しかしまあ、今後もやめられませんなあ。来場所こそは日馬富士に期待。しかしペアチケット、周囲は二人組ばかりで少々肩身が狭かった。
ぎっくり腰になっていなかったら、いまごろ間違いなく四股を踏んでいたところだ。