再会

大学構内にて、学部のときの同級生に遭遇する。今年度からロースクールに通っているはずなのだが、なぜだか一度も出くわすことがなかった。建物も至近距離だというのに。何となくそろそろ出没するのではないかと思っていたので大きな驚きではなかったが、それでも若かりし頃からここに留まったままでいる人間がだいぶ少なくなった今ではうれしいものだ。
そして前より少し美人ちゃん。そこで「少し顔変わった?」と聞いたら、「そうなの、老けた」とのお応えが。いや、いやいや、そういうつもりで言ったわけでは…。質問の仕方が悪かった。フォローすることもできず、非常に申し訳ない。確かによく見ると前よりも疲れた印象はあった。哲学科で能天気に暮らしているわけではないのだからね。しかしもしかしたら疲れが美人に見せるポイントだったのかもしれない。憂いってよいですね。しかし疲れたかんじがよいという感想を言うわけにもいかないではないか。私も分別を身につけた。
20代後半の女性と外見やら将来やらについて話すときには、細心の注意が必要とされる。避けることはできないし、おもしろい話題なので、話さずにはいられない。そこであまり乗りすぎないことが肝要である。罵倒されるからね。
なぜこんなことを書いているのだろう…。