動物園に行ってきた

先日買った枕がどうも合わず、目が覚めると首が硬直していた。なかなか良い寝具に巡り会うことができない。これまで使っていた枕はあまりにもぺらぺらで枕としての機能を全く果たさず、今度使い始めたものはあまりにも高くて肩が下につかない。ベッドマットもそろそろスプリングが沈み込んで妙な具合だし、そもそもパイプベッドの軋みがひどくて不愉快である。オーダーメイドで寝具の全てを揃えたい。
よろよろと布団から出ると外は快晴。ごりごりの首で空を見上げる。というわけで動物園に行くことにした。暑いときに行くと動物共々ぐったりするし、寒いときには毛皮の獣たちが恨めしいしで、いまが動物園訪問には絶好の時期である。そんなこんなで、忙しそうにしている同居人を置いてひとり上野まで。考えてみれば今日は平日であり、こんなにぶらぶらしていてよいはずはないのである。しかし動物園やら遊園地やらを休日に訪れるなど愚の骨頂であり、穀潰しの我が身に軽い罪悪感を覚えつつ、そんなものとは無縁の動物たちと心の交流を図るのである。
動物たちとの交流については割愛。
小さな子供とその親たちという組み合わせの多さは予想どおりで、みな大興奮だった。よろしい。巨大なカバにおびえる子供もいたが、奴らは耳をくりくりと回していただけだ。それはともかくとして、なぜかパンクな格好をした若者カップルが大勢いて、ひどく不思議な心持ちがした。上野動物園はパンクな場所として認定されているのだろうか。確かにオカピなんて、シマウマとラクダを組み合わせたような珍妙な動物たちもいたが…。パンクでありつつ動物を愛でるというのが彼らの美学なのかもしれない…。単純に東京に出てくるということで気合いを入れただけなのかもしれないが。
まあとにかく、元気になった。