読んだ

Paul Ricœur Du texte à l'action
最初の論文のみ。興味があったのだけど、どうやら現在の自分の関心とは噛み合わないらしい。非常に残念。苦労して読んだのに。非常に残念。
フーコー『狂気の歴史』
第一部読了。今週中にすべて読む。上でも言ったことだが、具体的な証拠を積み重ねる形での議論はとても苦手。抽象的な議論を理解することには長けている反面、具体的な事例に即した記述を読むことも、またそのような議論を実際にすることもできない。哲学を専攻している人の間で比較的共通している特性だと思う。ましてや外国語でそれを行うなど、自分には想像もつかない。原書で読むべきところと、そうでないところを区別する。議論の流れを頭に叩き込む。そういった目的で読むことにしよう。
しかし、西洋史東洋史を専攻する日本人は、本当にすごい。映像的なイメージなしに、完全に異質な世界を再構築するというのは、どういった頭のはたらかせ方なのだろう。