走る

スーパーに行く途中、遠回りをして五分ほど走る。絶望。
走るときには足首を使って地面を蹴る。当たり前ですね。そんな感触は忘れてしまったという人も多いかとは思いますが。かく言う自分はすっかり忘れていた。ちなみに足首を使わないとぱたぱたという情けない足音がする。そんな同級生をけっこう馬鹿にしていたりもした。
十代のころと同じような走り方をしていたら、ごぼうのようにやせ細ってしまったふくらはぎが反抗期。ふつうに歩くにも難儀するようになってしまった。
まずはリハビリ。全身が凝って仕方がないのも、もしかしたら退化の途上にあるという警告なのかもしれない。いつまで続くかわからないけれど。健康に気づかうアメリカ人を阿呆なやつらだと思っていたけれど、あんなふうにしないと彼らも死んでしまうのだろう。